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大相撲の貴景勝 強い精神力はどこからくるのか?

      2020/11/22

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2020年最後の11月場所で、大関の貴景勝が優勝決定戦を制し優勝した。本割で負けた時は決定戦も無理かなと思ったが、決定戦では一方的に突き出した。

凄い精神力だと思う。すごい!!

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大相撲九州場所は、貴乃花部屋消滅により千賀ノ浦部屋に移籍した貴景勝
千秋楽も勝って13勝2敗で優勝しました。

大関の高安御嶽海に敗れたため決定戦にはなりませんでした、

激しい突き押しで、横綱稀勢の里をはたき込んで勝ったのはまぐれではありませんでしたね。
まだ22歳にもかかわらず、いつも冷静に自分自身と向き合い、浮ついた感じもなかったのには、感心します。

相手の動きを良く見ており、臨機応変な対応が出来て、相撲勘も素晴らしいです。

三横綱が休場している九州場所を盛り上げる功労者ととなりました。

高安はもう少しで残念でしたが、これも実力だと思います。
もっと稽古して、安定感が出てくるよう、これからも精進してほしいですね。

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☆貴景勝の経歴

大相撲 貴景勝
東の小結貴景勝は、兵庫県芦屋市の出身で、1996年8月5日生まれの22歳である。

久しぶりに気風の良い相撲取りが出てきましたね。

相撲は小学校3年生から始めたそうですが、それ以前は極真空手を習っていたそうです。
お父さんが極真空手の指導者だったそうです。

貴景勝はまだ22歳なのに、とても冷静な態度は、この時の極真空手で学んだことが大きいのではないでしょうか。

相撲に転向した理由は、空手の全国大会で最後の決勝まで進みましたが、優勢だと思われたのに判定で負けてしまいました。
その判定には納得が出来ず、判定で決まる競技はしたくないということだったそうです。

大相撲にも行司と審判員がいますが、優勢勝ちとかいうのはないので、勝負がはっきりしていますよね。

大相撲は貴景勝の性格にも合っているのではないでしょうか。

中学校は、相撲の強豪校であった報徳学園中学校に進みました。
そして3年生の時に、全国中学生相撲選手権大会で優勝して中学生横綱になったそうです。

その時の決勝戦の相手が、現在の阿武咲だそうです。

埼玉栄高校へ進学してからも抜群の強さを示していたようです。
全日本ジュニア相撲選手権大会の無差別級2連覇など、高校での全国大会7タイトルを取ったそうです。

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☆息子の指導に熱心だった父親

貴景勝の父親は、極真空手の指導者でもあったことから、息子の指導には熱心だったようです。

息子が相撲に転向してからは、やはり体重を増やそうとして、450gのハンバーグを3枚に
牛丼の特盛りを3杯も食べさせたらしいです。
その甲斐があって、小学4年生になって体重が20kgも増えたそうです。
食べ終わるまでずっと横に居て見てたそうですから、息子も良く頑張りましたね。
お陰でハンバーグが嫌いになってしまったそうです。

貴景勝の本名は、佐藤貴信だそうですが、その由来がお父さんの人柄を感じさせます。

貴信の貴は、お父さんが好きな相撲取だった貴乃花の'貴'からもらったそうです。
そして信は、織田信長の'信'だそうです。

『男に生まれたからには、天下を取らないと駄目だぞ』という思いが込められているそうです。

貴乃花部屋には、子供を育成するキッズクラブがあったそうですが、そこに芦屋から通わせたといいますから、お父さんも息子に相当入れこんでいましたね。

☆貴景勝という四股名の由来は?

師匠の貴乃花は、上杉謙信がすきだったそうです。
そしてその後継者だったのが上杉景勝でした。

貴景勝という四股名は、自分の四股名の''と、景勝からを一緒にして貴景勝という四股名にしたそうです。
この四股名は、貴景勝が幕内に上がるまで大事にとっておいたそうです。

貴景勝を自分の後継者になってほしい、という思いが感じられますね。

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☆敢闘精神と冷静さを備えた力士

貴景勝は、土俵上では表情を変えずに、ひたすら突き押しに徹していますね。

突き押しだけでなく引き技もタイミングがいいです。
相手の動きを良く見ているからだと思います。

土俵を降りてインタビュールームでも、一喜一憂せず冷静です。

小学校から勝負師として戦ってきたのと、常に自己分析を怠らず自己評価が正確に出来ていると思います。

単独トップになって優勝の可能性も出てきましたが、反省の言葉がちゃんとあります。
自分自身が納得できない相撲だからでしょう。
そういう意味では、現状に満足しない向上心があって素晴らしいですよね。

横綱の稀勢の里には失礼かも知れませんが、貴景勝を見習ってほしいです。
稽古場と本場所では、本気度が違うのは当たり前なので、稽古場で勝ったからといって慢心してはいけません。
自分の実力を甘く見ていては、本場所で勝てるわけがありません。

自分が充分でも、相手にそれ以上に十分な体制を許したら負けるのは当たり前です。

貴景勝は、貴乃花の言葉を噛みしめながら自分の相撲に取り組んでいるそうです。

もし優勝でもしたら、一番喜ぶのは貴乃花ではないでしょうか。
自分の弟子が大きく育つのは嬉しいと思います。

日本社会全体が甘い考えが多くなった時代に、大相撲だけは厳しさを失わないでもらいたいです。

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