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豪栄道が初優勝出来た理由と横綱取りの可能性は?

      2017/01/21

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秋場所大相撲は、豪栄道が初優勝を飾った。
大阪出身力士としては86年ぶりだそうである。
今場所は白鵬が休場して混戦になることが予想されていたが、ところがどっこい、先場所負け越したカド番大関が、あれよあれよという間に優勝してしまったのだから、勝負の世界は何が起きるかわからない。

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☆カド番大関が初優勝できた理由

カド番大関の豪栄道が優勝するとは、豪栄道ファンであっても場所前は誰も予想していなかっただろう。
今場所は4度目のカド番だったが、何か気持ちが吹っ切れたのか、迷いがなく正攻法でスピードある堂々たる相撲だった。
何が違ったのだろうか?
豪栄道関脇を14場所務めて大関に昇進しているのだが、大関になってから先場所までの12場所で、10勝以上は1回しかない。そして負け越しが4回と散々たる結果だった。
いろいろと原因はあるだろうが、豪栄道は運動神経も良く相撲も上手だと思うが、前さばきがいいほうではないので、差し負けることも多く、すぐ引き技で自滅していた。
特に大関になってからは気持ちと体が一致していないというような取り口だった。
そのため無理な体制からの強引な技もあり怪我をして苦しむことになったと思う。
特に先先場所では白鵬の強引なかち上げで目の骨を骨折しており、相当苦しんだと思う。その結果が負け越しに繋がった。

豪栄道

☆豪栄道はガキ大将だった

豪栄道は、本名を澤井豪太郎と言い、1986年4月6日の生まれで、大阪府寝屋川市出身である。だから現在30歳だ。
所属する部屋は境川部屋で、身長183cm、体重160kgと体格的には申し分ないと思う。
これ以上体重が増えると現在のスピード感ある機敏な動きが出来なくなると思うので、無理に体重を増やす必要はない。

相撲を始めたのは、小学校1年生の頃かららしいが、相撲の手ほどきを受けたのは相撲道場に通い始めた小学校3年生の時だそうだ。
そして小学校5年生の時にはわんぱく横綱になったそうだ。
小さいときから気が強くわんぱくだったらしい。いつも偉そうにして態度もでかくガキ大将だったのだろう。
しかし中学校では体重も少なかった(と言っても80kgあったそうだが)こともあり低迷したらしい。
そのため相撲に進むことには躊躇していたらしいが、相撲の名門校である埼玉栄高校相撲部監督から誘いを受けて、相撲への道を決心したそうだ。

そして高校時代に体重も増やすことが出来、メキメキと頭角を表していったそうだ。

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☆横綱への可能性は?

ここまで無傷の14勝となり優勝したわけであるが、明日の大関琴将菊に勝てば全勝優勝となり、来場所また優勝すれば当然横綱に昇進という話になっていくだろう。
先場所が7勝8敗の負け越しなので、本来ならば賛否が分かれると思うが、連続優勝すれば横綱に推挙という内規があるようなので、結局は優勝するば横綱にせざるを得ないと思う。
また準優勝でも14勝であれば横綱推薦の審議対象になるのではないだろうか?
そのためには、明日の琴将菊に勝って全勝にしておくのとそうでないのとでは大きく影響すると思う。
明日も気を引き締めて集中力を持続してほしい。

今場所の優勝は、相撲内容も申し分のないもので、安心して観ていられた。
それに比べて稀勢の里は、横綱挑戦が完全に振り出しに戻った。
これで琴将菊に続いて豪栄道にも優勝を先に越されてしまった。
気持ちがプッツンと切れてしまわないか心配だ。

豪栄道は稀勢の里に比べて負けん気が強く、思い切りも良いので、体調管理をしっかりして今場所の好調を維持できれば連続優勝も無理な話ではないと思う。
優勝していろいろ忙しいだろうが、無理をせず、連続優勝を最優先に考えて来場所に臨んでほしい。

今場所休場した白鵬には、やはり衰えが見えてきているので、来場所は互角以上に戦えると思う。
また、日馬富士鶴竜とは力の差はほとんどないので、来場所優勝して横綱に昇進しても立派にその地位を務めていけるだろう。
今場所の集中力を見るとそう思える。

 - 大相撲