大相撲の遠藤が白鵬に金星 大怪我から復活!身長と体重は?
2017/01/21
遠藤が九州場所6日目に横綱白鵬を寄り切りで破った。
一直線に押しまくり、勝った本人も驚いたほどの完勝だった。
膝の大怪我をしてから、苦しい場所が続いていたが、怪我もだいぶ回復したようで、
本来の相撲が取れるようになってきたのだろう。
これで3大関1横綱を破り、今場所の台風の目になってきた。
☆復活が危ぶまれた膝の大怪我
遠藤は昨年の春場所に、再起不能ではないかという膝の大怪我をして苦しんでいたが、
よくここまで回復してきたと思う。
この1年あまり苦しいながらも土俵を務めてきたが、見苦しい包帯はせず淡々と土俵にあがっていた。
途中で右足首も痛めたようだが、それを承知でだましだまし土俵にあがっていたのは痛ましかった。
怪我をしたあと二場所くらい休場してもおかしくなかったと思うが、よくここまで頑張ってきたと思う。
☆遠藤の身長と体重は?
遠藤は1990年10月19日の生まれなので、現在26歳だ。
平成生まれとして高安と同い年だ。(学年は高安が一つ上)
高安は先場所10勝して次期大関候補と言われているが、遠藤も今場所10勝以上の好成績をあげれば、大関候補に名乗りをあげることになるだろう。
そのためには下位の力士に取りこぼしをしない安定した相撲をすることが必要だ。
怪我も癒えてくればこれからが本格的な勝負となっていく。
さて、遠藤の身長や体重が気になるが、身長は183cm、体重は153kgだそうだ。
いまの相撲界では大きいとは言えないが、ちょうどバランスのとれた体格だと思う。
あとは四股をよく踏んで足腰を強くし、ぶつかり稽古をどんどんして力強さを備えてほしい。
☆相撲巧者の本領発揮した遠藤
白鵬を破った相撲は、あっという間の短い相撲だったが素晴らしかった。
一直線に突っ走り、白鵬に相撲を取らせないほどの厳しい取り口だった。
つまり、一見単純に見える相撲でも、実際には遠藤の相撲の上手さが光った相撲だったと思う。
きのうの日馬富士にはのど輪で攻められて一方的に敗れてしまったが、それを見ていた白鵬に油断があったかも知れない。
そしてきょうの白鵬は安易な右からの張り手で右脇が空いたのを、遠藤が出足鋭く差し込んだのが良かった。
大関の稀勢の里戦もきょうと同じように、いっぺんに土俵の外へ運んだが、脇を固めて下から押し上げていく相撲は、教科書通りでお手本のようだった。
たぶん、稀勢の里も白鵬も遠藤を少し甘く見ていたかも知れないが、それ以上に遠藤の素早い相撲にはついていけなかったのだから、遠藤の復活は本物だと思っていいだろう。
いつもは表情を変えずに淡々としている遠藤だが、きょうはやはり相当嬉しかったのかインタビューで少し笑みがこぼれていた。
これで相当な自信がついたのではないだろうか。
あとは怪我をしないように、土俵際では慎重な詰めを心がけてほしい。
今場所は6日目までで、1横綱3大関を倒しているのだから、台風の目になってくると思う。
あす鶴竜に勝てば優勝戦線に勝ち残ってくる可能性もある。
現在は前頭3枚目だが、来場所は三役に上がれば大関への期待も高まってくるだろう。
腰の割り方も天下一品なので、安心して見ていられる相撲取りだ。
これから稽古に励んでいけば、自分の型もしっかり出来上がっていくだろう。