映画オケ老人に主演の杏は三十路で双子の子育て奮戦中
2017/03/29
NHKの朝ドラ『ごちそうさん』でお馴染みになった女優の杏さんが、今度は何やら可笑しな映画に登場します。
11月11日公開の映画『オケ老人』です。
双子の赤ちゃんを産んだばかりですが、三十路を迎えた今年は、公私ともに新たな人生飛躍の年になるような気がします。
子育ては大変でしょうが、母親としてまた大きく成長する姿を見せてもらいたいですね。
☆同じモデル出身の東出昌大さんと結婚
杏さんは15歳の時にモデルとしてデビューしていますが、夫になる東出昌大さんも高校時代にモデルとしてデビューしています。
NHKの朝ドラ『ごちそうさん』で共演していますが、お二人の馴れ初めはモデルをしていた2006年のパリコレクションで、たまたま路上で出会ったのが切っ掛けのようです。
ですから二人とも芸能経歴が似ていますね。
杏さんのほうが二つ年上のようですが、とてもお似合いのカップルという感じですね。
お二人は2015年の元日に結婚し、結婚式は東京都港区の愛宕神社で10月に行ったそうです。
☆双子の子育てで忙しい
杏さんは双子の子育てで忙しいでしょうが、生まれる前から、双子の育児は2倍ではなく2乗と聞いていたので覚悟はしていたそうです。
ですから自分を追い込まず、みんなの力を借りて、無理をしない子育てを心がけているそうです。
私が子供の頃は、隣近所の付き合いもざっくばらんで、子供達は近所のおじさんおばさんにも見守られて育った時代でした。
親たちも生きるのに必死で、夕食の材料を融通しあうなど、助け合っていたのを子供ながら微かに覚えています。
現在は、日本も経済的に成長し、家々は塀で囲まれて、ざっくばらんな付き合いも減ったせいか、子供達が遊んでいる姿を街角で見かけることも少なくなりました。
母親だけが子育てに孤軍奮闘するというのは、とても不健全な姿だと思います。
子供は社会の宝だという意識をみんなが持って、隣近所が助け合う社会を再構築してほしいと思います。
住宅街に保育施設を作ろうとしたら、住民に反対されたというニュースがありましたが、とても寂しい気持ちになりました。
子供たちの声を雑音にしか捉えられなくなった社会は、やはり不健全と言わざるを得ないでしょう。
と同時に、住宅が密集していることも、そういう結果を引き起こす原因かとも思います。
行政としては、保育施設の設置場所も土地が空いているからという安易な考えではなく、駅近の空き店舗活用とか、きめ細かく計画的対応が必要になっているのだと思います。そういえば昔、近所のお寺の敷地に保育園があったのを思い出しました。
☆一風変わった映画『オケ老人』
今度の映画では、バイオリン演奏や指揮者の練習を猛特訓したそうです。
楽団員が老人ばかりという変な楽団に間違って入ってしまったため、指揮までさせられてしまうという一風変わった映画みたいです。
自由奔放な老人たちとのぶつかり合いが見もののようです。
出演者は笹野高史さん、左とん平さん、小松政夫さん、藤田弓子さん等のベテラン揃いで楽しそうですね。
喜多道枝さんという本当に懐かしい女優さんも出演していますが、もう80歳を超えていますよね。
若い俳優さんでは、NHK朝ドラの『とと姉ちゃん』でお馴染みになった坂口健太郎さんや、日本テレビのドラマ「時をかける少女」で初主演して今後が期待されている黒島結菜さんが出演しています。
黒島結菜さんの芸能界デビューの切っ掛けは、ウィルコム沖縄のイメージガールコンテストで『沖縄美少女図鑑賞』を受賞したことだそうです。
黒島結菜さんは沖縄県出身でまだ二十歳前ですから、これからが楽しみですよね。
人生を長く生きてきた老人たちと正面から向き合う姿に、知らないうちに何か引き込まれそうですね。
杏さん曰く、
『見どころは高揚感溢れる演奏シーンです。
芸能界の生き字引のような先輩方が演じる楽団員が、練習を重ねて素晴らしい音を響かせるようになる。
その姿が、新しいことへの挑戦はいくつになっても遅くないのだ、というメッセージになればと思います。』
元気な老人たちが多くなった昨今ですが、最後まで諦めない精神は、若い人たちに伝わってほしいと思います。