シニアライフをゆっくり楽しく心豊かに

最新の話題人をシニアが解説するほのぼのサイト

紀平梨花のトリプルアクセル凄い!濱田美栄コーチの指導方針は?

      2017/04/11

Pocket

☆高難度トリプルアクセルで五輪を目指す

紀平梨花,フィギュアスケート
女子フィギュアスケートの紀平梨花(きひらりか)さんがトリプルアクセルを跳ぶということで注目されています。
今までにトリプルアクセルを跳んだのは伊藤みどり、浅田真央ほか女子では6人しかいないそうです。
トリプルアクセルっていうのは、いわゆる3回転半ジャンプですね。

先日の全日本ジュニア強化合宿で、1日に5回もトリプルアクセルを跳んだということで話題になっています。

彼女は2002年生まれで現在14歳。149cmの体で身体能力も高く、オリンピックへの期待が高まっています。
昔の浅田真央ちゃんみたいに、体も軽くピョンピョンウサギちゃんのように飛び跳ねるのが上手なのでしょう。

スケートを始めたのは5歳からだそうです。
特技は逆立ち歩きということで、もともと運動が好きなようですね。

2015年の全日本ノービス選手権で優勝しています。
まだ13歳の中学1年生でした。

2018年の平昌五輪にはまだ年齢制限で出場できないらしいですが、次代のフィギュアスケートを担う逸材として注目していきたいと思います。

☆紀平梨花さんのコーチは名選手を育てた濱田美栄さん

Sponsored Link

さて、紀平梨花さんは2014年から濱田美栄コーチの指導を受けているそうです。

濱田美栄コーチは、今までにも数多くの名選手を育ててこられた方のようですね。
1959年生まれで同志社大学を卒業してすぐコーチの道を歩んでこられたようです。
ですから過去のフィギュア界も知り尽くした経験豊富な方のようです。

現在は京都醍醐FSC及び関西大学アイスアリーナでコーチを務めているようです。

教え子としては、2015年の世界選手権で銀メダルを取った宮原知子選手がいます。
ほかにも太田由希奈選手(2004年四大陸選手権優勝)や神崎範之、澤田亜紀、北村明子の各選手や最近ではジュニアの本田真凛(ほんだ まりん)選手や白岩優奈(しらいわ ゆうな)選手がいます。

☆荒川静香の登場がフィギュア界の発展に大きく貢献した

濱田美栄コーチは大学卒業してすぐにコーチという道を歩み始めたわけですから、32年間にわたってフィギュアスケート界に携わってきたということになります。

濱田美栄,フィギュアスケート

今のように世界選手権に常に日本選手が登場することはなかったでしょうから、昔と比べれば様変わりでしょう。
いろいろと苦労もあったのだと思います。
なかでも活動拠点としていた京都の醍醐スケートリンクが2005年に閉鎖された時でした。
そこで活動する選手たちを、遠く離れたスケートリンクへ車で何度も送り迎えしなければならなくなった。
今思えば、スケートをしたいという一心で、そんなに苦労とは感じていなかったそうですが、それまでにもいくつかのスケートリンクが閉鎖されるというスケート界は苦しい環境におかれていたようです。

そういう時に、2006年のトリノオリンピックで荒川静香選手が優勝したことが、フィギュアスケート界が変わる大きな切っ掛けになったようです。

私も荒川静香選手のオリンピック演技を見ていましたが、女性としての優美さや神秘さを感じさせる素晴らしい演技で、終わったときには何かぐっときて涙が出たのを覚えています。
たぶん、荒川選手もそういうスケート界の苦しい時代を背負って必死に練習に励んだのだと思います。
ピョンピョン飛び跳ねる若々しい演技ではないですが、観客の胸に迫る演技は心からスケートを愛し、表現力を磨いた結果だと思います。

その後も各地にスケートクラブができて沢山のジュニアが育てられる環境になった結果が、現在の日本のフィギュアスケートで次々に優秀な選手が出てくるようになりました。
浅田真央選手や高橋大輔選手も大きな貢献をしてきましたね。

しかし、過去の苦しい時代を知る濱田美栄コーチは、本当に問われるのはこれからだと。
『『いつも初級』。それを大切にしていきたいと思っています。』と言っています。

『ブームは去ったとしても、本当に良いものは残っていくし、本当に好きになってくれたファンは残るじゃないですか。そのためにも私は、今までの姿勢と変わらず一生懸命教えていきたい。だから初級から、と思っているんです。
どんな選手であっても、必ず1回転から始まるように。』

ブームに振り回されず、基本をしっかり見据えた考えは立派だと思います。
時代が変わっても大切なものは変わらない。
どんな分野であろうとも変わらない言葉ですね。

 - スポーツ , , ,