松雪泰子が川端康成の『古都』で映画主演 キャストは?
2017/03/29
映画『古都』に松雪泰子が、主人公の姉妹を一人二役で演じています。
川端康成の古都は、以前にも岩下志麻が、そしてあの山口百恵が主演していたことでも有名ですね。
そして以前と違うのは、原作にはない主人公の二人の成長した姿を描いていることです。
今回はベテラン女優の域に入ってきた松雪泰子の演技を観てみたいですね。
歳を重ねても美しさを保っていると言われる松雪泰子は、女性の憧れでもあるようです。
☆若い頃は、ハーレーダビッドソンを乗り回す活発な女の子
松雪泰子は、1972年11月28日の生まれですから若い頃とは考え方もだいぶ変わってきたことでしょう。
30代での経験を通して人間としての幅も広がってきていると思います。
小さい頃は、バレーや日本舞踊、ピアノなどを習っていたようです。
たぶんお母さんが教育熱心だったのではと想像できますね。
でもこの時の習い事が、今の女優としての演技にも生きているように思います。
私も小学校から高校まで書道を習っていましたが、落ち着きを備えるという意味では、大人になっての落ち着きに貢献したかなと思っています。
また、書が出来るということで、周りの人からも関心を持たれたのは、いい意味で自分を認めることになったようです。
ですから、何か一つでも自分にとって合った趣味を持つことはとても必要なことだと感じます。
松雪泰子は、大型自動二輪車の免許を持っているそうで、峰不二子のように愛車のハーレーダビッドソンを乗り回していたそうです。
若い頃は結構活発なヤンキー娘だったようですね。
でも恰好いいですよね。
☆テレビドラマ『白鳥麗子でございます!』で有名に
松雪泰子は、高校在学中に雑誌『MEN'S NON-NO』のオーディションに応募して、「第1回メンズノンノ・ガールフレンド」に選出されたそです。
女優としてのデビューは、1991年のテレビドラマ『熱血!新入社員宣言』への出演になるようです。
そして、1993年のテレビドラマ『白鳥麗子でございます!』で主演となり、強烈な個性の役で女優としての活動が確立したということですね。
2006年に公開された映画『フラガール』での主演が認められ、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しています。
松雪泰子は、1998年3月にギタリストのGAKUと結婚していますね。
そして、2001年春に男の子を設けています。
その後残念なことに2004年12月に離婚しています。
仕事がお互いに忙しくなりすれ違いが多くなったのが理由だそうです。
息子さんは現在高校性だと思いますが、これからどのような道に進んでいくのでしょうか?
☆現代版『古都』でロケ地は京都とパリ キャストは?
今回の映画は主人公二人の20数年後を描いたそうです。
生き別れになった姉妹二人が、それぞれ自分の娘にどのように対処していくかという
心の葛藤を、松雪泰子が一人二役で演じるのは見ものですね。
親から子へ伝統を受け継いでいくことの難しさや、日本文化の美しさ、豊かな情緒など
この映画から改めて、日本素晴らしさを認識できるのではないでしょうか。
キャストは、主人公の八重子と苗子を松雪泰子、八重子の娘《舞》を橋本愛、苗子の娘《結衣》を成海璃子が演じます。
そして、夫の竜助を伊原剛志、舞の祖父を奥田瑛二が演じています。
舞を演じる橋本愛は、NHKの朝ドラ「あまちゃん」でも有名になりましたね。
真に迫った演技はなかなか上手でした。
1996年生まれだそうですから、まだ若いのに演技力がありますね。
実力派女優として、順調に育っていってもらいたいです。
奥田瑛二は懐かしいですね。
個性的女優で有名な安藤さくらのお父さんですよね。
もう60代半ばでしょうが、味のある演技に期待したいです。
孫を見る目はさぞ温かいのではないでしょうか。
今回の映画に臨むにあたって、松雪泰子さんは役作りには、日本の伝統である茶道や着物の着付け、更には京言葉や京料理などをみっちりと勉強したそうです。
ロケ地の京都とパリでは、その風景の美しさを堪能できるような出来栄えだそうです。
どちらも伝統を重んじた歴史の重さを感じさせる都市ですから、そういう意味では共通点があるのだと思います。
今の日本に欠けつつある伝統文化を見直す機会になる映画になることを期待します。